1995年12月、渋垂秀夫氏から彼の知人友人達に向けて「子どもの緊急の居所について考えていくプロジェクト」の最初の提案がありました。
この提案を、静岡県掛川市にある「くるみ幼稚園」の関係者の皆さんが積極的に取り上げ、「緊急の居所」-COSY- (1996.8/2~8/4, -COSY-実行委員会/くるみ幼稚園)を企画し開催することへと発展していきました。
「緊急の居所」-COSY-の準備段階では様々なプロジェクトプランが話し合われました。その一つとして提案されたのが「子どもシェルター制作プロジェクト」(その後、カメパオプロジェクトに名称変更)でした。カメパオは、亀(カメ)包(パオ)。モンゴルの移動式住居パオの集落と、カメの形をイメージしていることから名づけられました。
1996年3月に様々な人々の協力のもと最初のカメパオの試作をスタートし、1996年8月の「緊急の居所」-COSY-において、参加者によって企画され実施された幾つものプロジェクトとともに、カメパオプロジェクトの最初のワークショップを行いました。
その後、独立したプロジェクトとしてカメパオプロジェクトチームを中心にして継続されることになり、ゆっくりとしたペースではありますが現在まで幾つかのワークショップを行ってきました。
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