4/29 1998 [Shibutare]
- 資料: kamepao ver.1.5 (Agora Summer Camp Version) / 1998.7.29〜 (案)
- 資料: Smmer Camp 1998 (Plan 1) (夏のキャンプ・プラン 1998)
6/07 1998 [Nakahara]
今年の冬はじめて掛川にある「子ども美術工場アゴラ」に遊びにいったときのこと。民家を改造した教室とその庭先に設置されている頭パオの間を行ったり来たりしながら遊ぶ子ども達の様子を眺めているうちに、頭パオと民家が不思議な関係をつくっていることに気がつく。頭パオは、まるで「第2教室」のよう。そのうち、民家が「甲羅」に見えてきた。
六合東小学校でのワークショップの後、ここにずっと建てられていた頭パオ。カメパオを使いこなすには、いつもそばにカメパオがあることが大切なのかもしれない。そんな子ども達にはかわいそうだったけれど、僕達は頭パオを越冬実験させるために、解体し京都に持っていくことにした。解体されていく頭パオに、子ども達はマジックでさよならがわりの落書きをした。なんとなく名残惜しそう。結局、越冬実験は設置場所の関係で実現しないまま春になってしまった。あれ以来アゴラにはカメパオが消えたままになっている。
渋垂さんから「カメパオ ver.1.5」の提案があった。プランはあのときの印象をより具体的にしたような内容だった。既存の建物を巻き込みながら成立するカメパオ。どこにでも連結して、連結した相手もカメパオ化するカメパオ。
6/08 1998 [Nakahara]
昨日、BBSで提案したカメパオver.1.5のニックネーム「カメパオ化」OKになりました。(って、だれがOK出すんでしょう。まあ、反論がなかったということで、、提案した自分を含め了解約2名)以降そう呼ぶことにします。英語でいうとKamepaonizationでしょうか?
7/11 1998 [Shibutare]
- 資料: Summer Camp 1998 (Plan 2) (子ども美術工場Agora通信/1998.7.8/夏キャンプ号)
7/17 1998 [Nakahara]
「カメパオ化」準備の経過報告です。
今日、やっと「首」の骨組み用の試作材料を買ってきました。いわゆる配水管用の塩ビパイプ(直径16mmと13mmで2m長のもの、およびジョイント)を入手。久しぶりにホームセンターに行ったらいろいろと使えそうなものがあってちょっと目移りしました。そのあと、トイザラスで試しに?フラフープも入手。でもこれは、直径が90cmぐらいしかない。使えないかー。ついでに、ミッキーの虫かごも入手。何に使うの?
まず、パイプ2本をジョイントでつないで直径130cmぐらいの「輪」をつくってみました。塩ビのパイプはかなりしなってくれるのでこのくらいの径のものまでならそのまま(加熱したりしないで)しなりを利用して「輪」にすることが可能。(13mmのほうは曲げるのがちょっと恐かった。20mmは無理かも。)このまま使うのならとりあえずOK。ただし、ジョイントをはずせばもとの真直ぐな状態に戻ってしまう。
「螺旋状」にするにはやはりバーナーか何かであぶって曲げ加工をする必要あり。しばし思案。後輩のアドバイスでパイプの中に熱湯を注いでみたら、やり方がまずかったせいもあっていびつではあったけれど、とりあえずグニュッと曲がってくれました。これは発見。明日、続きを試してみます。これでうまくいけば、「首」の骨組みは楽勝なんだけどなー。
7/18 1998 [Nakahara]
「カメパオ化」準備の経過報告(その2)
やっぱり、型を作って曲げないと、なかなかきれいには曲がらないようです。
T字のジョイントを使う方法はなかなか上手いアイデアだったんだけど。
「首」の構造を、「輪」にするか「螺旋」にするか、明日キセ君と相談します。
* 原文で「カメパオ頭部」と表記していた箇所について、プロジェクトチームでの現在の呼称「頭パオ」に修正しました。2004.02.01 |