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カメパオ化は既存の環境や建築物などにカメパオを連結することで、
連結された環境や建築物をも含めた全体を拡張された
カメパオとしてイメージしようとする試みです。

前回のカメパオ化(カメパオver.1.5 カメパオ化1998.7.29 - 1998.8.05)では、ベニヤのカメパオとアゴラの建物を一体に考えたプランでした。今回は、ベニヤのパオの代わりにモンゴルのパオをカメの頭に見立て、庭に設置します。?モンゴルのパオから、屋外のカメパオの課題でもある雨水や防寒のヒントを探ってみたいと思います。?屋内には、段ボールのカメ(kPCB2006)を設置し、期間内(避難所が開設される期間を想定して/3〜6ヶ月)の段ボールパオの変化やこどもたちの活用の仕方を再確認していきます。?さらに今回のパオには道具箱と人形(現在京都で試されている)をセットし、それぞれのアイテムとこどもたちの活動状況や活用の仕方を考察していきます。
阪神大震災以降、地震対策や避難所の運営方が見直されてきました。とりわけ、東海地震の想定されている静岡県では、避難所の早期の立ち上げと混乱を避けるため、避難所運営組織の訓練をはじめています。まだ、この組織も立ち上がったばかりでありますが、こうした取り組みによって、ボランティアや物資のスムーズな受け入れ体制が整っていくでしょうし、災害当初の避難所運営の混乱を少しでも解消くれるのではないかと思います。このような現状を認識した上で、カメパオを避難所に設置するタイミングや設置に至るまでの手順などを検証してみる必要がありそうです。こどもたちへの避難所での呼びかけや使い方、カメパオを軸に展開する子どもの精神的ケアーについても検討していきます。(災害時では、プロジェクトチームというより避難所での子どものケアーを担当する組織および担当者が対応していくことになるかと思います。)。災害時、被災地への被災していない地域からの援助、ボランティアの受け入れ体制などがスムーズに展開するためには、ケアーを考えるボランティアとのネットワークや他地域との課題別のネットワークを日常的に作っていくことが重要と考えます。今回のカメパオ化No2の期間、島田、掛川と他地域とのネットワーク作りを模索していく機会にもして行こうと思います。(東町避難所運営組織への提案、アゴラのこどもたちを支える人たちへの呼びかけ)

 そして、一人でも多くのカメパオ使いを増やしましょう。





CONTENTS
Progress Report [1]
2006年10/13〜10/31
Progress Report [2]
2006年11/1〜11/30
Progress Report [3]
2006年12/1〜12/31
Progress Report [4]
2007年1/1〜1/31
Progress Report [5]
2007年2/1〜2/28
Progress Report [6]
2007年3/1〜3/31

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