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設置準備2日目/2006年10月14日(SAT)

10時、作業開始。黄瀬さんは、モンゴルのパオの設置場所の整備をする。円形の床板を剥がして、下に敷いてあるコンクリートブロックの水平を調整しました。さらに、中のコンクリートブロックを増やし、床板の安定を保ちました。



今日は、朝から原田君(AgoraのOB)が新たに参加。大塚さんと組んで段ボールカメパオの天頂部の組み立てから始める。5個の段ボール箱を組んで5角形になるように接合していきます。段ボール同士の接合部は、両面テープ、木工用ボンド、ビニールの縛りひもを使って接着します。接合箇所に?両面テープを貼る?ボンドを貼付し、段ボールの接合箇所同士を接着後、十字形に4カ所、穴をあけ、接合面をビニール紐で締める。(ビニール紐の接合には、道具"商品名/しめしめ)を使って適度に締めます。



涌井さんは、今日は蛇型人形を制作。蛇型は、すでに作ってありますが、サイズが1メートルほどの人形でした。もっと長いサイズの物がいいのではということで4メートル近いサイズの蛇型人形の制作に取りかかりました。12時、午前中の作業を終了。

午後からは、櫛田さん(アゴラの高校生)が参加。櫛田さんは、小学生の頃、以前あったカメパオでよく遊んでいました。段ボールカメパオは、黄瀬さん、大塚さん、原田君、櫛田さんで作業を進める。段ボールの両面テープ、ボンドの接着、ひもの締めを行いました。今回の制作は黄瀬さん以外は、初めてのカメパオ制作です。黄瀬さんから手順や道具の扱いを教わりながら作業をしていきました。最初は、かなり締めや、パーツの組み立てに苦労しましたが、幾つか作るうちには慣れ。順調に制作していきました。今回は、カメパオ使い(黄瀬さん)と初めて制作する人(涌井さん、大塚さん、原田君、櫛田さん)との組み立で、手順や道具の扱い方などを確しながら進めました。作業は、まず、天頂部の5個の段ボールを組み立て、その後、底なる、段ボール3個を組んだセットを5組作っていきます。(15個使用)



涌井さんが4メートルほどの長さの蛇型ぬいぐるみを完成。中にビーズクッションを入れる。子どものサイズを超えたスケール感がいい。一人で遊ぶだけでなく、複数の子どもが一緒に遊ぶことが出来そうです。



4時過ぎ、1年生と3年生の男の兄弟がやってきました。来るや否や作業椅子の上に置いてある、段ボール箱5個で組んだカメパオの天頂部の中に二人はつぎつぎに這って潜り込んだ。「わー、すごい」「すごいよ!」と言いながら有頂天。涌井さんができたての蛇型の人形を中に差し入れる。思いがけない、子どもより何倍も大きな蛇型人形の登場でこどもたちは、身体に巻き付けたり、引っ張ったり、もう大興奮。涌井さんは、他の人形も子どもに見せたりして確かめていました。
6時頃までに3個の段ボールで3角形に組んだ5組の段ボール箱が完成。続けてそれぞれを組み合わせながら一つずつ繋げて行く。徐々に底辺部の形が出来て来ます。繋ぎ箇所は、先に両面テープとボンドで接着し、その後、ビニール紐が通る穴を開けます。(電動ドリルなどを使うといい)、最後に「しめしめ」でビニール紐を適度に引っ張り固定していきます。(段ボール箱を接着したり、紐で繋ぐ作業は、二人で進めるといいでしょう。段ボールがだんだん繋がれてくると箱が立ち上がってきて、作業がしにくくなります。段ボールの立ち上げは、段ボールの中と外に分かれ4人ぐらいで作業すると楽でしょう。




7時過ぎ、掛川駅に渡辺さんを迎えに行く。渡辺さんは、奈良の畿央大学の教育学部で教鞭を執っている。「緊急の居所」の時からカメパオをサポートしてくれています。今回は、カメパオ使いのネットワーク作りのことを相談したところです。
7時半過ぎ、渡辺さんと帰ってくると、3角形に組んだ段ボール箱5セットを繋ぎ合わせた底辺部の上に5角形に組んだ天頂部の段ボールがすでに乗っていました。過去2回、この場所で段ボールのパオを制作してきましたが、最も大きな段ボールカメパオになりました。天頂部と底辺部の接合箇所を一カ所ずつ順に繋ぎ合わせ、9時少し前に完成。
皆さんお疲れさまでした。


CONTENTS
Progress Report [1]
2006年10/13〜10/31
Progress Report [2]
2006年11/1〜11/30
Progress Report [3]
2006年12/1〜12/31
Progress Report [4]
2007年1/1〜1/31
Progress Report [5]
2007年2/1〜2/28
Progress Report [6]
2007年3/1〜3/31

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