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「頭パオ」外側ドームの組み立て
ラワン合板製のパネルは曲げる方向によって強度に差があるので、どの方向で使用することになるのかあらかじめ考慮して部材を加工しておく必要がある。「頭パオ」の場合、昨日の日誌にも書いたが5角形の窓の周囲にあたる部分はどうしても他と比べて「曲げ」が強くなり無理な力がかかってしまう。最初のカメパオを試作したときの経験からその辺りまでは覚えていたのだけれど、表面の木目と中身の木目が反対方向であることを忘れていた。そのせいで曲げに弱い方向が5角形の窓の周囲の曲げ方向となってしまい、今日の外側のドームを組み立てる段階で何枚ものパネルが割れてしまった。かろうじて形を保つことが出来ている状態、残念。一度組上がってしまえば均等に力がかかる構造なので子どもがよじ登るぐらいでは壊れたりしないが、材料の使い方には注意が必要。ボルトを完全にしめない状態で組上げようとしたこと、ミラーフィルムの伸縮性も影響した可能性あり。
外側のドームの外表面にはグリーンのミラーシート(アルミ蒸着フィルム)を使用。昨日の日誌で黄瀬君と薮野さんでソレを「貼って」いると書いたのはコレのことです。パネルの木口と内側面は白いペイント塗装仕上げ。二重構造やミラーシートを使用したことでどのくらい断熱効果があるのか今後観察していく予定。それにしてもミラーシートの独特な反射のグリーンカラーや周囲を写し込む表情はおもしろい。クリスマスカラー?コガネムシ?との意見あり。子ども達が、どんな感想を持つか楽しみ。
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