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[ vol.5 ]
8月02日 (日) / サマーキャンプ2日目

右写真: 夜、頭パオの近くで遊ぶ子ども達。よじ登って蝉のようにしがみついている子どももいる。「かまぼこ型首」で縁側と頭パオがつながり、室内から頭パオまで靴を履き替えなくても行き来できるようになった。子ども達がカメパオに入って遊ぶ回数が増えたようだ。床ができたことで頭パオの中をぐるぐると回る遊びがはやっている。
a.m.  (早朝激しい雨、晴れ)  /  p.m.  (晴れ)
明け方のものすごい豪雨でも起きなかった子ども達でしたが、朝5時すぎ頃から蚊帳の中から子ども達の話し声が聞こえ始める。もう起きたのか!起床は6時30分の予定なんだけど。。。5時半を過ぎた頃には全員が起床していて、さっそく友達とはしゃぎ始める。6時、朝食のオープンサンドの用意をして赤堀さんと、大庭さんが来てくれた。朝食の準備の間、子ども達は部屋の中や外で遊ぶ。昨夜宿泊してくれた松本千明ちゃんのお父さんがシャボン玉で子ども達の相手をしている。松本さんの作る煙シャボン玉が子ども達にうけていた。7時朝食。赤堀さん、大庭さん、朝早くから朝食の準備ありがとうございました。
8時過ぎ頃から徐々に父兄の方達のお迎えの車が到着し始める。自作の椅子、スプーン、皿を自慢げにお母さんやお父さんに見せていた。昨日の散策でつかまえた沢蟹や昆虫も廃材の容器に入れてもって帰っていった。
今日のカメパオ化の作業は、午前中に黄瀬君が「頭パオ」の内部に12角形の床を仕上げる予定。昨日までに中原さんが作った蒲鉾型のエンビパイプにゴルフネットを張った首を通り、12角形の床を張った内部とAgoraの室内とを行き来する子ども達の反応が楽しみだ。
9時半、今日キャンプする子ども達が集まる。今日参加するのは、普段は土曜の午後4時間をこのAgoraで活動している子ども達にスポット参加の2人が加わった29名。ここでの過ごし方をよく知り、この周辺での遊び方を心得た子ども達です。昨年の暮れ、カメパオver.1.10の「頭パオ」を雪の冬実験を試みようと京都に持っていく時に、カメパオにお別れのメッセージを書いた子ども達です。新しいカメパオを楽しみにしていましたし、しばらくぶりのカメパオにどんな反応をするのか?
椅子作りは足を2〜3本付けたところまで進行。スプーンは、糸のこでの形どりからナイフで削りだした。かなづちの血豆やナイフで切り傷ができた子がいたが絆創膏を貼る程度のけがですんだ。スプーンづくりでナイフの使い方を子ども達に教えてくれた鶴田さん、椅子づくりで子ども達のサポートをしてくれた堀内さん、中村さん、山田さんのお父さんたごくろうさまでした。
カメパオの床も午前中にニス塗りを残し完成。
昼食は床が完成したばかりのカメパオの中でお弁当を食べる子、屋根裏で食べる子などあちらこちらに分散。昼食後、部屋と床の出来上がった「頭パオ」との行き来が始まる。ネットを張った首を通る子ども達はみんな楽しそう。部屋からカメパオへ、カメパオから部屋へネットの首を通る。Agoraのカメパオ化。ネットの首を通る子ども達の表情はどこかわくわくしているよう思えます。浩大さんいい感じです。首はエンビパイプのフレームとフレームの間に砂利が敷いてある。少し歩きにくそうなので、合板で飛び石のようなものを造ることになった。
昼食を食べ終わった子ども達はさっそく作業の続きを始める。1時まで休憩だよ、僕たちはこれから昼食なんだけど。。。金槌の音が鳴り響き、もう昼休みどころではない。午後からは八木さんが椅子作りの手伝いに参加。八木さんは去年でのキャンプでも椅子作りで子ども達にいろいろアドバイスをしてくれました。午後からは黄瀬君も椅子作りで子どものサポートに回る。子ども達の椅子とスプーンは4時頃までに何とか仕上がる。
休憩の後、近くの川や原っぱに出かける。小川で魚とりをする子、空き地で虫取りをする子、山に出かける子といろいろ。このところAgoraの周辺にはとんぼが群がっている。 午後からAgoraのカメパオ化の様子を見に来た豊田美術館の能勢さんも子ども達と一緒に散歩に出かける。子ども達にまじって楽しそうでした。タモを使って川でハヤをたくさんつかまえ、ペットボトルの容器に何匹も詰め込む子ども達。ハヤは大丈夫かな。
このころ部屋では堀内さん、北中さん、田辺さん、山内さん、中村さんのお母さんたちがカレーライスの準備をしてくれています。子ども達はたくさんおかわりをしますよ!
1時間あまり散策を楽しみ、子ども達はAgoraに戻り交代でシャワーを浴びる。庭のカメパオではカメパオによじ登る子もいて、、、。どうやら強度は問題ないよう。こんな遊び方もありです。内部が砂場だけの時より、床が張られたことで遊びが多様化しそうだ。台形の床パネルを12個作り各々が取りはずしできる、砂場と床の形にいろんなバリエーションができ、楽しめる。黄瀬君いいですね。首は、合板の飛び石もでき、子ども達は、昼の時より通り抜けしやすそう。
6時半、夕食。子ども達の作った皿に盛ったカレーライス。今日作ったスプーンで食べる味はどうですか。みんなにこにこしていい顔です。椅子も子ども達の作った自前の椅子ですからいい気分のはずです。ただ一人、皿を割ってしまった子がいて、、。こんな経験のまだ少ない子ども達、こういうことで体調までも崩します。
夕食後、外にシーツのスクリーンを設置。こどもたちが懐中電灯を使ってスクリーンで遊び始める。スクリーンに映る子ども達のシルエット。懐中電灯の光がスクリーンを交差し、子ども達のシルエットが次々に変化する。シルエットをつかまえようと、、。シルエットと子どもがかさなる。スクリーンが揺れる。粘着テープでとめたスクリーンはもちそうにないが、なかなか面白い。子ども達がキャンプ前に8ミリフィルムに油性ペンで手書きして制作したものを映す。コマ撮りしたものでないから子ども達の書いたものが次々にスクリーンを走る。自分の書いたものが確認出来ない、、。子ども達がイメージしていたものとずれていたようで手やセロハンで作った影絵を映すことに気を取られ、「手書き映像」の反応はイマイチか。
黄瀬君が準備していたLEDで暗くなった原っぱで遊ぶ。釣竿に取り付けたLEDが色とりどりの光の軌跡を作る。茶畑の上の蛍の様なLEDもなかなか。山のシルエットをバックにLEDの光の軌跡はあちこちで揺れていた。
カメパオの回りでは花火とシャボン玉。カメパオと夜のシャボン玉。投光器を付けたカメパオの中から子ども達のシャボン玉が浮かんで来る。カメパオによく似合う。子ども達の夜遊びもそろそろ終わり。
9時近くから部屋に入り寝支度を始める、田の字の部屋に蚊帳を張り、子ども達は寝袋や布団を敷く。昨年もそうでしたが、蚊帳の中は楽しくていいのだけれど何せ暑い。子ども達ははしゃぎ回るからいっそう暑い。寝付くまではうちわで扇いで回る。11時前子ども達はやっと静かになり、寝息が聞こえた。
(HS)
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Last Updated: 2004.03.05
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